ストレッチとヨガに
人生で初めてちゃんと取り組んだ3か月間。
僕の身体の柔軟性は確実に上がっていた。
これで動きも変わるはず!
そう思っていた矢先だった。
師匠と
スケボーでサーフィンの練習をする機会があった。
僕は柔軟性も上がったし楽しみだった。
以前よりも動きがよくなっているだろう。
そう思って練習を開始した。
しかし、
「や~っぱり、なんかギクシャクしてるんだよな~」
師匠はこう言った。
そう…
僕は何も変わっていなかったのだ…
現実を受け入れたくない…
これだけやったのに何も変わっていないなんて…
そして実は、
慢性的な腰の重み痛み肩や首の張りも全く改善されていなかった。
もうどうしていいかわからない…
でもまだ継続が足りないだけかもしれない…
そんな風に悩みながらもストレッチはしばらく継続した。
そして、その時は突然やってきたんだ。
「ブチっ!!」
スケボーの練習をしていたら、右のお尻に痛みが走った。
明らかに「コレやったな」という痛み。
幸い症状は軽く、普通に歩けたが思うように動けなくなってしまった。
エピソード1でも書いたがこれがターニングポイントだった。
頭に様々な感情や思考が流れ込んできた
ストレッチをして柔軟性が上がればケガをしないんじゃないの?
ヨガって身体にいいんじゃないの?
それなのになんで腰や肩は痛いままなの?
なんでスムーズな動きができないの?
なんで動きが変わらないの?
なんでパフォーマンスが上がらないの?
やっぱり才能がないの?
筋トレでもストレッチでもヨガでもダメなら何をやればいいの?
トレーナーが自分自身の動きすら改善できないなんて終わってる…
ましてやケガや腰の不調があるなんて…
これじゃ人に教えるなんてできない…
もう投げ出したい…
僕の頭の中は、様々な疑問と悔しさや挫折感などの感情でグチャグチャだった。
今まで続けていた筋トレやストレッチのやる気なんてもうかけらも残っていなかった。
家に帰ったらお酒を飲みながらダラダラとアニメを見る日々に変わった。
(僕のヒーローアカデミアと鬼滅の刃を見てたなぁ笑)
起きるのも遅くなった。
朝にやっていたオンラインでのヨガなんてもう開く気もなかった。
でも、どんなに気力がなくても
絶対に頭の片隅に呪文のように浮かんでくるんだ。
「どうすれば身体は変わるんだ…」
「何かが絶対違うんだ…根本的な何かが…」
そう。
僕はやっぱり身体のことはあきらめられない…
だってこれまでもずっと身体や運動が大好きだったし
これからも僕の人生の全てと言っても過言ではないから。
そう考えこんでいた時だった。
僕に希望の光が差し込んだ。